僕がフリーランスになるまでにしたことの備忘録 02
【会社を辞める】
さて、独立・開業をしてフリーランスを目指すにあたりまず越えなければいけない最初の壁、それは「退職」でした。
しかし、思い立ってすぐ「あ、辞めまーす」とはなかなかいきません。会社に所属し管理職の役職がついていた僕にはそれなりの責任や仕事、会社や仲間に対する恩義がありました。ぶっちゃけ寂しい気持ちも今後の不安もありました。
結論からいうと、僕は独立を考え始めてから会社を辞めるまで半年以上かかりました。
なぜ会社を辞めてフリーランスになろうと考えたか、一番の原因は「年齢」でした。僕は今年で40歳になります。気づいたら人生の半分が終わっていました。そしてこれからのことを考えたときに今のままじゃどうしても明るい未来が見えなかったのです。急に怖くなりました。
高給もらってるわけでもない、定年まで雇ってもらえる保証もない、上が詰まってて昇進にも昇給にも限度がある。そんな現実に40にもなってやっと真剣に向き合ったんです。あと10年、15年若ければと思いましたがそうやってあれこれ理由つけて現実から逃げて今まで何もしてこなかったなと思いました。起業に年齢なんか関係ないんです。理屈こねてやらなかった事で今までどれだけ自分が後悔してきたのかと。この気持ちは同じ境遇の人にしか解らないと思いますが30歳、そして40歳になったときにふと「人生」について考える瞬間があるのです。
長々書きましたが、こんな経緯で僕は退職して独立することを決意しました。
退職までにやるべきことがいくつかあったので具体的に何をしたかをまとめます。
会社を辞めるまでにやったこと
- 当面の生活費(貯金)の確保
- 会社の状況、退職のタイミングの把握
- 独立に向けての情報収集や勉強
- 自分が抱えている業務の引き継ぎ
- 有給残日数の確認
- 身内や身近な人に理解してもらい応援してもらうための説得
- 在籍中お世話になった人やクライアントへの退職の挨拶
- 退職届、その他書類の提出
こんなとこだったと思います。
中でも重要になってくるのが「お金」と「周りからの理解」です。
業種にもよるとは思いますが、まず「お金」はあればあっただけいいです。半年〜1年分くらいの生活費、設備を揃えるのにかかる費用、国民年金・健康保険料・・・エグい金額に目の前が真っ暗になりそうですが、さらに退職して数ヶ月後にしれっと来る「税金の納付書」で完全にトドメを刺されます。
とはいえ、仕事から帰って毎日もやしのようなものを食い続け、飲みや遊びに行かず本を買って独立に向けての勉強をしていればお金はある程度貯まるはずです。しかしながら僕にはそれができませんでした。自業自得です。なので今、もやし食べてます笑。もやし最高。
「周りからの理解」というのも意外と苦労しました。「絶対うまくいかない」「独立とかやめたほうがいい」「お前じゃ無理、向いてない」という意見をしばしばいただきました。すべて僕を想ってくれての意見だと思います。本当にありがたかったです。でも、もう決めたことなので周りに何を言われても止めようかなとは思いませんでした。しかし、親に反対された時はさすがにこたえました。
親は「絶対サラリーマンの方が安定してていい」「あんたにそんなの無理」「もう知らない勝手にすれば」と最初はちょっとしたケンカになってしましました。実家から離れて暮らしてるのもあり説得するのには時間がかかりましたが、なんとか押し切った感じです。
仲間がいたサラリーマン時代とは違い、フリーランスは一人です。応援してくれる人たちが周りにいると僕みたいな豆腐のようなメンタルでも頑張れる気がするのです。
退職願・退職届の書き方はコチラ、退職時の挨拶メールなんかはコチラを参照してくださいね。
ちなみに買って読んでいた本はコレです。こんなベタベタな本を持ち歩いて読んでたほど本気だったし不安だったんです笑。
ついにサラリーマンからの卒業です。無職です笑。有給消化が1、2ヶ月ほどあったので、その間でゆっくり開業の準備をしていきます。